2011年10月30日日曜日

胸が痛い..... その3 精密検査

先週の水曜日の夜の胸痛で夜間急病センターに行くとかかりつけの病院に行けと言われ翌日行ったかかりつけの医者では要精密検査と言われ、週明けの月曜日、午前中から予約の入れた精密検査のできる病院へ。

 この病院、今年に入って札幌市の郊外から少し中心部に移転してきたばかり。入り口を入ったところに「この椅子、座るべからず」とある 18世紀のアンテーイクの椅子があり、壁にはピカソのレプリカがかけてあるというおしゃれな病院。受付を済ませると番号札を渡され、どうやらこの番号で呼ばれるらしい。プライバシー保護もばっちり。

 受付に、問診票とかかり付けの病院でもらった大判の封筒を渡して待つことしばし、診察室からのっそりと出てきたお医者さんに名前で呼ばれた(w。
 いまどきの病院で、待合室にいるときに直接診察室に呼び出されることは珍しいが、看護師ではなく、医者から直接呼び出されることはもっと珍しい。普通は看護師に中待合に呼ばれ、そこから看護師に診察室に呼ばれる。忙しい医者は、診察室の椅子から一歩も動かず、という感じの人が多い。
 診察室の椅子に座って向き合うと「担当の××です、よろしくお願いします」。これは....、以前に一度だけそういわれて握手の手を差し出されたことがあり、そのときは外国帰りでわかることが一目でわかる診察室だったが、この診察しつはいたって普通。診察室には医者と自分の二人だけで看護師がいない。これも珍しい。

 ちょっと変った先生だ。

 簡単な問診のあと、先に検査しましょうと、心電図と胸のレントゲン、血液検査、心エコーを受ける。心電図と胸のレントゲンは昨日の分が紹介状に添付されているはずですが、の言葉は飲み込む。
 待つことしばし、また診察室に入って「うーん、異常はありません」。詳しい問診のあとでの結論はかかりつけの医者と同じ、喫煙なし、体重正常、年齢も若いし危険因子もなにもないし...。ちょっと悩んだ末に、冠動脈 CT を撮ることに。

 冠動脈 CT、本来なら事前に予約が必要なのだが、たまたま空いていたので午後から受けられることに。脈が 65 以上あるからと錠剤を飲まされ、造影剤を入れるためにと太い留置針を刺され、造影剤のリスクに対する承諾書を書かされ、そこからベッドの上で安静にしながら待つこと小一時間。いよいよ CT 室に。

 白い、だだっ広い部屋の中にテレビよく見る CT がある。狭いベッドに横になると、「心臓が左にあるので、体を少し右に寄せてください」と言われる。胸のレントゲンで見たときはほぼ真ん中だったのだが、結構ずらされる。
 「造影剤を入れると、上のほうからお尻の方にズンときますからおどろからないでください。」といわれたが、これがなかなかの衝撃。あらかじめ説明を受けていなければ悲鳴を上げそうなレベル。
 かかった時間は MRI とくらべればあっという間。小さなまどからなにやら機械が高速で回転するのが見え、「なるほど、高速断層撮影か」と妙なところで納得。

 その後さらに一時間ほど待たされてから診察室に入ると「グッドニュースです」といって見せられたのが、これ。

 

 急いでこの画像を作ってもらっていて、それに一時間ほどかかったそうだ。

 「血管には何の問題もありません。先のほうまで、きれいです。」素人が見ても良くわからないが、きれいに先細りになっていて、確かに詰まっていたり、急に細くなっているところはない。
 調べられる限りでは、心筋梗塞の可能性はまったくない、ということがわかった。

 が、しかし、それでは最初の胸の痛みの原因がわからない。心臓の血管が痙攣して狭心症を起こすこともあるが、それは症状が起きているときの心電図でしかわからないそうな。また、そういう症状がでても一度だけで終わることもあるとか。

 いずれにしても調べらる範囲では異常はないとのこと。これ以上は悩んでも仕方ない。やるだけやったんだから、あとは運を天に任せよう。

----
 ここの支払いが 15,570円。初日が 2,990円、次の病院が 2,440円。合計 21,000円。安心料としてはちょっと高い。

 健康には気をつけよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿