2025年9月16日火曜日

初めての大腸カメラ

 [閲覧注意]

 数年前から細い便が出ることがあった。去年の今頃は親指ぐらいの太さので50cm以上の長さの便が出たこともある。最近は固くて細くて短いものが出たり便秘気味だったりして、不安になってきたのでネットでいろいろ調べてみた。便の細い原因として出てくる大きいものは痔と大腸がん。いぼ痔は少なくとも外痔核はない。特に痛みもないので内痔核とも思えない。そうなると大腸がんが心配だが、健康診断の潜血検査では異常なし。ただ、我が家のトイレの便器の構造上、サンプルが取りにくいのでちょっと不安。先日の健康診断の問診で「便が細く、便秘気味」と相談したら「年齢も年齢なので大腸カメラを受けてはどうか?」と言われた。ということで、思い切って大腸カメラを受けることにした。

 ネットで調べると車で10分の距離にあるクリニックで大腸カメラをやっていることがわかった。ネットで予約して当日病院へ。問診で「健康診断で便が細く、便秘気味と相談したら大腸カメラを受けてもよいかもしれないと言われた」と話したら、年齢的にも受けたほうがよいでしょうということで、大腸カメラを受けることに。
・年齢的に80%ぐらいの確率でポリープはある
・ポリープがあれば切り取る
・カメラは、最初に大腸の奥まで入れて、抜きながら検査していく 
・カメラを入れるときに痛みが出るので鎮静剤を使った方が良い
・前日は便が残りにくい検査食を食べる。検査食以外は飴とか無果汁の飲料など以外は食べられない
・前日寝る前に下剤(ラキソベロン)を飲む
・当日は朝から下剤(モビプレップ)を飲む。便がおしっこのように固形物が何も含まれず薄い黄色になるまで、少しずつモビプレップ2:水1の割合で時間をかけて飲む。最低1.5Lは飲む
・軽い便秘薬(マグミット錠330mg)を出すので、毎食後に飲むこと
 という説明を受けた。検査をしているときにリアルタイムでカメラ画像が見えないそうなので、鎮静剤を使うことを選択。そのあと、健康状態を調べるために採血し、約2週間後に大腸カメラの予約をしてその日は終わり。

 その日から毎食後は便秘薬(マグミット錠330mg)を飲む
  
 大腸カメラの前日は前回通院時に買った検査食を食べる。3食で670kcal しかないので、前日に買っていたウィダーインゼリーx3と塩飴x2でカロリー補給でしてしのぐ(この日は、検査食の他はゼリーや飴、果実の入っていないジュースや水ぐらいしか口に入れられない)。寝る前に下剤(ラキソベロン)を飲む。下剤のせいで腹が痛くてなかなか眠れず。夜中に便が出て、そのあとやっと眠れた。
 
 大腸カメラ当日はカメラの6時間前から下剤(モビプレップ)と水だけを飲む。便が透き通っておしっこぐらいになるまで飲む。透き通っても1.5Lは飲む。かき混ぜ方が悪かったのか、後になるほど妙な甘さがきつくなって閉口した。
 
 大腸カメラ15分前に病院に到着。看護婦さんの指示に従って、上はTシャツ一枚、下は検査用のパンツ(不織布製の後ろに穴が開いたもの)を履き、その上から検査着を着る。それから診察台に横になり、右手に点滴の針をさして、左腕に血圧計・酸素飽和度のセンサをセット。壁を向いて横になったところで先生がくる。先生の顔は見えず、声だけ聞きながら、「鎮静剤を点滴に流しますよ、それから腸の動きを押させる薬を入れますね」といわれた。次に聞こえてきたのは、カメラを引きながら看護師さんに指示を飛ばす先生の声。カメラを肛門に入れられた記憶がない。少し痛いかもしれないといわれた、カメラを大腸に入れていくときの記憶もない。鎮静剤が綺麗に効いたようだ。カメラを抜くときはガスを入れて腸を膨らませるので苦しいかもしれないと言われたがそんなこともなく、特に何も感じずに終了。終わったあとはほんの少しふらつく感じはあったが、鎮静剤のせいと思われる不快感も違和感もなし。もちろん、腹痛も無し。
 
そのあとの先生の説明は、

・ポリープは三つあった
・ポリープ二つは取った。一つは上行結腸の真ん中外側、一つは下行結腸の上外側。問題ないと思うが念のため検査に出す。結果は2週間後にわかる
・ポリープ一つは問題ないものだったので取らなかった
・痔は無かった。肛門の粘膜は綺麗だった
・前回の血液検査の結果は特に問題なし(検査項目40以上あって基準値超えは、尿素窒素(基準値8~20のところ20.1)、総ビリルビン(0.3~1.2のところ1.3)の二つだけ)
※腎臓関係は、クレアチニン(0.65~1.09:1.02)、ALB/BCP改良(G/DL)(3.8~5.2:4.9) 
・便秘については、年齢によるものではないか。前回出した便秘薬は耐性がつく薬ではないので継続的に飲んでみてはどうか->了解
・今回ポリープを切除した後を確認するために、一年後にもう一度カメラで検査すること
・大腸カメラ自体は30分弱、病院についてから出るまで一時間ちょっと 


ということで、2週間後の予約をして、薬局で薬をもらって終了。この日は診療費19,960円、薬代1,070円也。

 一番きつかったのはカメラ前日の下剤(ラキソベロン)を飲んだ後の腹痛、その次は当日の下剤(妙な甘さの下剤:モビプレップを何度も飲むこと)、三つ目は点滴の針を入れること(注射が苦手)。

 便秘気味と便の細い原因は結局はっきりしなかったが年齢のせいらしい。だが、大腸がんも痔もなくて良かった。

追記
 病院を出た後、検査結果に問題が無いことを喜び、久しぶりに回転ずし(トリトン)に行ってたくさん食べた。

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