2010年2月19日金曜日

本:ハリーポッターと死の秘宝

 基本的に大ヒット作は買わないことにしているので、ハリーポッターは買ったことがない。のだが、ハリーポッターシリーズは以前の勤め先の後輩に借りて5作目の不死鳥の騎士団まで読んだ。なぞのプリンスは英語の勉強になるかと思って原書を買ったが、数ページで挫折 (^^;。不死鳥の騎士団が面白いと思えなかったので、忘れていたのだが、図書館のインターネット予約で見つけて予約、一年近くたってようやく順番が回ってきた

 冒頭、いきなりいつものお約束が破られて、ちょっと期待できる。中盤少々退屈したが、後半は今までの6作で張られた伏線が明かされていき、1136ページを三日で読破。なかなか楽しませてもらった。
 物語の中では、四次元ポケットとどこでもドアみたいな魔法を使いまくって、ドラゴンボールまで出てきそうな気配があった。中盤、話が数日から数週間単位でしか話が進まず、季節が移り変わっていくあたりは、たまたま読み返していた剣客商売を思い出した。ケータイはもちろん固定電話も使えず、写メどころかレンズ付きフィルムもない情況も江戸時代に似ていなくもない。そういえば、杖を向かい合わせて戦うあたりは剣術と似ていなくもない。

 結局、なんとかサーガというのと同じぐらいの分量があるのかもしれない。訳者あとがきによれば、テーマは「愛 友情 勇気」だそうな。

 なるほど、自分的にイマイチ面白くなかったわけだ。それでもこれだけの量を読ませるのはさすがだが、なんだか吸魂鬼に時間を吸い取られた気がしないでもない。

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